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先日、国際経営者協会の岩崎哲夫会長が来た。
会長は新潟出身で、日本大学の新聞学科に入学。
授業がボーリングだということで1年で退学、否、自己卒業だと言った。
中央理研に就職し、デザイナーに近い仕事をやった。
建築デザイナーだったが、設計者の図面に不満を感じるようになった。
満足できなくなった会長は、島津製作所などに行って勉強した。
中央理研は小さな会社だったため、「1人でなんでもやれ!」と解釈し、全体の業務プロセスを学んだ。
島津製作所などで勉強したかいがあり、彼の実力が認められ徐々に受注が増えた。
自分でベンダーを開拓したりした。
そしてヘッドハントされ、商社に入社した。
商社は兼松江商で、課長待遇で入社。
今まではアポをとらなくてはいけなかった人が、兼松の課長という肩書きにより、のれん効果を得、アポなしで会えるようになった。
この「のれん」を活かし、どんどん会いに行き、再び会いたい、と思われるように会いに行った。
そしてついに、商社の取締役にまで登りつめた。
しかし、会長は取締役には興味はなく、アプライドマテリアルズジャパンを本社と50:50のジョイントベンチャーで設立。
会長は強気で、私は本社の副社長になるべきだ!と主張、さらに、ボード(取締役)メンバーを日本から出させるなど経営権取得を考えるなど、攻めの姿勢を崩さない。
大前研一の本を読んだ。
液晶専門企業を小松製作所と50:50のジョイベンで設立。
しかし、会社からは資金を止められた。
資金が流れてこなくては製造できない、ということで諦めはしなかった。
3分の2前金制にして大成功を収めた。
韓国はサバンナの一本杉。
日本は大木、中木、小木が生い茂るジャングル。
と位置づけて考えている。
華僑は6000万人。
印僑は3000万人。
これは見逃せない。
1、常時、自分ならこうすると考える。
①現状を理解する。
②パーソナライズ化(自分はどうあるべきか)。
2、四六時中思い耽る。
①イメージ化する。
②設計する。
③動機を高める。
④行動する。
3、高い志
志が高い人に志しの高い人が集まる=自分より力のある人を集められる。
①未来志向
②社会性
4、最高の学習=苦境、困難
達成の教訓…IPOは副産物であって、目的ではない。
①十分な機会、不十分な能力…成長機会に不足はない
②全ての組織は加齢する。
③能力を補完するパートナー…全ての経営者はミスマネージャー。
④バーを上げる。
50年未来…少子高齢化社会、人口減少、情報・経済のボーダレス化、新しい競合(中国台頭)、環境・エネルギーの深刻化、産業の垣根の消失、個の影響拡大、豊富な機会。
自分らしさを磨く、自分を知る。
これから世界で戦っていくためには…今まではプロダクトアウト(いいものを作れば売れる)→これからは外国人就業規制撤廃。
選択と集中…不採算事業の撤退。