摩多牟

街の親父やちょっと気取った学生なんかがこぞって言いたがる言葉が、

「アラブのオイルマネーがね…」

オイルマネーオイルマネー言いますけど、実際どのくらいすごいのか。

日経の夕刊の「プロに聞く目からウロコの投資塾」で具体的に書いてあった。

<中東湾岸諸国は世界の原油生産の23%、原油埋蔵量の40%程度を占め(06年)、よく07年には三千八百億ドルに上る原油輸出収入を獲得されたと推計されています。原油価格の急騰で今では、サウジアラビアサウジアラムコ社の収入は一日に十億ドル(一千億円強)に上っていると伝えられています>

とのこと。

サウジアラムコ一社で一日で一千億って、こりゃすごい。

一千億×5日×4週間×12ヶ月=24兆。

まあ限りある資源だから将来無くなった時のことを考えて、

SWFとか作って積極的な運用してお金を増やそうとしているわけで、

日本版SWFという議論がでてくるとは全く見当違いだろう。

そもそも借金しているのに運用するという考えはどうか。

運用はリスクを伴うものだから、必ずリターンを得ることができるとは限らない。

借金を返済させるためには、

無駄な公共事業をばっさり切り、

地方分権を完成させ、

法人税を下げて外資を積極的に日本呼び寄せお金を落とさせる。

歳出を切り詰めて、歳入を増やす。

借金返済に勝る財テクなしである。