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今日は台風だったので家にいた。
大沢在昌「天使の爪」を読み終えた。「天使の牙」の続編である。
世界唯一の脳移植患者だった主人公だったが、自分を手術した医者が元KGBで現SVRの援助で、ロシアの殺し屋の脳を最強軍人の体に移植した。その殺し屋が日本に潜入した。最後は主人公とバトル。
しかも、その軍人はロシア人とはいっても、カレイスキー系(朝鮮系)であるため、日本人とは何ら遜色なく活動できる…という感じで始まった。
さらに、チェチェン人について詳しく書かれていた。
彼らは、自分たちを「チェチェンスカヤ」と呼ぶ。
チェチェンスカヤには熱い結束があり、復讐のおきてがある。
仲間が1人ころされたら、敵の男を1人殺す。
女が1人犯されたら、敵の男を2人殺す。
相手が許しを請うてきたら、許してやる。
復讐を遂げるためには地の果てまで追ってくるという。
だから、ロシア人はチェチェン人を非常に恐れているらしい。
それには、歴史的に迫害されてきた背景があり、そのため必然的に結束が固くなったという。
で、このカレイスキーは強すぎて、チェチェン人なんか相手ではなく、しかも日本の警察、司法関係者まで躊躇なく殺しまくっていた。トカレフやらマシンガンのスコーピオンやらを好んで使っていた。
最後は、丸く収まったが人が死にすぎた。