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例によってまた飯食ってる時にテレビ見ました。
今回は、ＮＨＫの「知るを楽しむ」とかいう番組の再放送です。
なぜ録画したかというと、番組説明に太田光とだけ書いてあったからです。
太田光は向田邦子好きで知られています、故にこれは向田邦子についての番組ではないかと思い見てみると、どんぴしゃでした。
俺は向田邦子作品は読んだことがありません、唯一は、国語の問題で部分的に読んだだけですが、面白いと思って、向田邦子に興味を覚えるようになりました。
調べていくうちに彼女の衝撃的な死に方を知ったことでますます興味を持つようになりましたが、受験などがあり、しばらく忘れていました。
今回テレビを見て、不倫時代の、すなわち若いころの向田邦子の写真が放送されましたが美人でした。さらに頭が切れる、と妹は言っていました。迷わない、すぐに最良の決断をする人で、困った時は相談したい人であったといいます。
しかし、そんな彼女は不倫をしていました。
そして彼氏は病気になり、彼女が手厚い看護をするんですが彼氏は自殺してしまう。
このことが、向田作品の裏に常に付きまとっていると太田は言っていました。
男女の関係は常に１対１ではない、微妙な三角関係、四角関係、で成り立っていてそれぞれの思惑を描くのがうまいらしいですね。
弱い男がいつも出現する、女の手のひらの上で孫悟空のように男は転がされている、そういう作品が多い、と太田は言ってました。
さらに彼は、いつかは僕は女を手のひらで転がせるような男になりたいと言い、笑いで締めくくりました。
太田の新たな一面を垣間見ることができた番組でもありました。
有名になる前の、若い時の写真はやはり手に入りませんでした。