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昨日は【法人向け】アンケート調査・マーケティングリサーチなら『マクロミル』の社長、杉本哲哉さんが授業に来ました。
公開講座の募集をしていたので申し込んだら採用されたので聴講してきました。


杉本さんはリクルートに入社して、リクナビを提案、営業、財務などを経てそのノウハウを活かし、マクロミルを設立。
1部上場も果たす。

まず、授業が始まると目の前のペットボトルの水を手に取り、「この南アルプスの水だって考えて作られているんですよ」
「このアルプスの山の絵だって、この曲線の一つだって考えて作られているんですよ。この山の形をしたくぼみだって造られているでしょ。全部考えられて作られているんです。ものすごく金がかかってるんですよ。『売れなくてすみません』じゃすまないんです。この水なんかコンビニだと150円でしょ。ガソリンより高いんですよ。
これを正当化して売らなくてはいけないんです。だから生活者の声は絶対に聞くんです。調べないわけがないんです。松嶋菜々子はCM一本8000万なんです。それを4つくらいつくり、2つくらいに絞り、朝、夜などに時間帯を考えるんです。また、代理店(電博など)に話をつけてTVCMや新聞、電車、大型掲示板などにのせるんです。
世の中全て広告なんです。
例えば「王様のブランチ」というテレビで優香の前に水が出ている。この水も何気なく置かれているわけではないんです。企業が買ってくるんです。『王様のブランチ一本2億で買いました』とかがあるんです。そして王様のブランチに視聴者の8割がピザを食べながら見ていたとする。まあ、蕎麦でも何でもいんですが、その視聴者がピザ食べながら水を飲むでしょうか。企業はそれが知りたいんです。全ての企業が調査をしています。」

なるほど、企業はそこまで調べているのかと感心しました。
逆にそこまで調べなきゃ企業も生き残れませんよね。

そこで調査会社が生きてくるんですが、リクルートは情報を大量に収集して頒布している会社です。
そこに入社した杉本さんは、95年ごろウインドウズ95と出会います。
これはやばいと。
このままでは情報誌の価値がタダになってしまう、ということで情報会社は積極的にネットに介入していかないといかない、ということでパソコンについて勉強。
そして、ネット時代に調査期間が長いのはナンセンスだ、思いついた調査をすぐにできるようにしたい、この時点1500万のネット人口は今後増えこそすれ減る確率は低い、との理由からマクロミルを設立します。


マクロミルの利益率は業界の中ではトップです。
先を読むことは大切だと思いました。