元MACLIFE編集長 高木利弘

昨日は元MACLIFE編集長 ( 株)カシス取締役エバンジェリスト 高木利弘さんが来ました。



maclifeという雑誌は昔その世界では有名だったそうです。
しかし、廃刊になりました。
maclifeのニーズがどんどん減ってきたそうです。
そういえば、「アスキー」も転換するそうですね。

情報化社会概論という授業なのでIT社会について語ってもらいました。

コンピュータ室での授業だから板書もパソコンでOKです。

以下、板書です。

『IT革命とコンテンツビジネス
ITコンサルタント
電子書籍ビジネス調査報告書2005」
紙が電子書籍に置き換わっている。

電子辞書…紙の辞書を置き換えただけだとまったく意味がない。

カーナビの中に地図が。
電子書籍市場    ケータイ市場
02…10億、   ケータイ向けはない。
03…18億、   0.5億
04…45億、   12億
05…90億、   50億

紙はずっと右肩下がり

電子コミックが増えている。
無料で、お試しで読めるようになっている。
コミックシーモアなど。

月間ダウンロード数300万
3ヶ月で2倍のペースで成長。
運営NTTソルマーレ…NTT関連。出版会社ではない。
中心社員は20代〜30代の漫画大好きな社員ばかり。

ビットウェイ
凸版印刷のデジタルコンテンツ流通事業。
ハンディコミック、ハンディ写真集。

コミック50%写真集40%文芸系10%


さまざまな業種からの参入。
「恋コミ」
パチンコのサミーがスタート。
若い女性に人気の恋愛コミックに的を絞ったネーミングに変えたらヒット。
ハッピーマニア」など。
「コミックマックス」
ソニーがスタート。
サイボーグ009」など古いやつを集めている。
「ベストヒットCOMICS」
アクセルマークがスタート。
『中華一番』『オレンジロード』などアニメ化したやつ。
「アニ読め」
トムス・エンターテイメントがスタート。

巨人の星』など古いやつ。


デジタルコミック協議会
05年9月設立

コミックの電子化の促進、電子コミックの普及。
制作コスト、表現形式
著作権保護。
統一コード
取次(販路拡大)
ポータルサイトの構築
海外展開(海賊版対策)

コミックサーフィン

多様な表現テクニック、機種対応
「スクロールビュー」方式、「紙芝居ビュー」方式いずれも可能…そもそも形態の画面で映すのは無理。
紙芝居方式のほうが見せやすいが、携帯用に作り直さなくてはいけないのでコストがかかる。
XMDF…漫画、文芸両方を見せやすくなる。集英社とディズニーが採用。

ドットブック…松下
最強☆コミックが採用


フルカラー化の課題
ユーザの立場からすると「電子コミックはカラー」が当然
紙からの電子化の問題、フルカラーは困難
解決策…既存作品を電子コミック化する際にフルカラー化する
集英社ドラゴンボールなど
講談社…「ミチャオ!」
フルカラー新作コミックを一定期間配信。

ジャンプランドでドラゴンボールが見れる。

ネット新人作家の登竜門になる

yahoojapan文学賞
「アシタ」


パピレス
「イーブックバンク」
あらゆるサイトでその関係する書籍が買える。
オートバックスで車の書籍が買える」
海外でも日本の本が読める。
03年11月、KDDIパケット定額制のサービス開始。
ケータイでリッチなコンテンツが買える時代。
BREW端末だと本を1冊まるごとダウンロードできる。

05年、電子コミックが爆発的成長のトリガーになる。
ふきだしをとってテロップ化して、海外向けにアレンジできるようにした。
06年、電子コミックを中心に成長スパイラルに
電子コミックの海外展開も視野に

電子辞書>紙の辞書

電子辞書は電子学習機へと進化する
ヒアリングができるかどうか。
センター試験ヒアリングが必須に。
高校生向けの辞書が売れている。
古文、世界史、日本史、のサブテキスト化している。→出版社は大変…紙の辞書の出版社は売れなくなった。
一生で辞書を買う場面は2回。
中学入学と高校入学。
しかし、電子辞書に取って代わられる。
検索性が重要。複数の辞書にわたって検索できる。
発音ができる。
学習機能もできる。
TOEICの学習機能。
任天堂DS
全部手書き認識。
漢和辞典、面倒だが、書けばいいからかなり便利。



電子と紙の融合
アマゾンとグーグルが書籍の前文検索をスタート。

ISBNコードが電子書籍に対応

電子書籍が地球を救うかもしれない。

日本より中国が危ない。
人口が多すぎる。
電子書籍はエコロジカル。

→スクロール(巻物)
巻物から書物へ=IT革命
背表紙や奥付があるから本を探すことができる
ワードはパピルスの巻物の状態=スクロールしている
ビデオテープ=巻物(頭だし、記録内容の把握不便)
DVD=本』






電子書籍、とりわけ最近は電子コミックの産業が大きくなりつつあるそうです。

ユビキタス化してどこでも読むことができるようになるとか。


しかし、いくら漫画を読む環境が多様化してインフラが整っても、肝心のコンテンツのレベルが低いんじゃ話になりませんけどね。

最近の漫画は読む気になりませんよ。
ジャンプの時代は終了です。
やはり、ドラゴンボール、幽白、スラムダンクが黄金時代でしたね。





あとスクロールの話は面白かった。
パソコンにはスクロールバーというのがありますけど、これは巻物という意味です。

昔は竹巻などやパピルスなどの巻物でした。

しかし、本が登場します。
本には背表紙や奥付があり、探すことが便利。
ビデオテープも巻物同じだったが、DVDが本のような機能を持つようになった。

しかし、Wordを使っていると不便なことがある。

スクロールしかできない。

マイクロソフトが支配しているから進歩は期待できない。

パソコンの進歩は滞りつつある。

そこで、これからはケータイ・インターネットの時代かもしれない。


なぜかというと、今ケータイコンテンツが一番発達しているのが日本だから。

さらにブラウザの進歩や機器の進歩など、ソフト、ハード両方で発達していてケータイ産業は目覚しい、ということです。