勉強
昨日は4時間です。
商標法3時間に民法1時間でした。
アウグストゥス健康法というのがあります。
前にも書きましたが、カエサルだけが、知性、説得力、肉体上の耐久力、自己制御の能力、持続する意志を完備していたそうです。
では、初代皇帝のアウグストゥスはどうか、とは誰もが思うはずです。
塩野七生はこれにも応えています。
まず、持続する意志ですが、10代からカエサルの遺言に従い、カエサルの意志を50年以上にも渡って受け継いで続けていくのには100点をあげられ、自己制御能力もしかりと。
では知性はどうかというと、これは80点ほどだとか。
カエサルには創造性があったが、アウグストゥスにはなかったと。
では、説得力はどうか。
これもあまりいい評価はしていません。
アウグストゥスの演説や文章は下手だったらしいです。
そのため、知性や説得力を補ったのは「メセナ」の語源となった知識人、マエケナスの助けがあったためでした。
最後に肉体上の耐久力はどうか。
アウグストゥスは虚弱体質でした。
消化器系が生まれつき弱かったそうです。
それを彼は自ら知っていたのでしょう。
自らの体質に合った健康法を実践していきます。
まず食事はほとんど間食でした。
食べたい時に食べます。
パン二切れとかだったそうです。
しかしそのため、定時の食事は食べられなかったそうで、よく残したそうです。
そして睡眠も眠りたい時に寝ると。
だから昔の人にはあたりまえな日の出とともに起きるのではなくて、現代人のように昼夜逆転していることもよくあったとか。
寒さ対策もばっちりで、トーガの下にトゥニカ4枚、さらに毛織のシャツ、その下に綿のシャツを着て完全防備するほどでした。
この自然に任せる方法で、虚弱体質ながら70歳以上もいきました。
これでは100点でしょう。
これを風邪を引いた今の自分に当てはめると、そういえば寒さ対策を忘れていたなと。
だから冷えて風を引いたんだなと思い当たりました。
ありがとうアウグストゥス。