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この前のサンデープロジェクトで、ついにブリックス特集が終わった。
ブラジル特集後編だった。
http://www.tv-asahi.co.jp/sunpro/contents/toppage/cur/
「無限大国ブラジル」
と題しているだけあって、本当に無限を感じさせた。
なぜなら、ブラジルは遂に去年、石油の輸出国にまでなってしまった。
さらに、鉄鉱石はまさに無限といえる埋蔵量を誇っている。
そして、ブラジルの世界戦略はバイオエタノールだった。
昨年暮れから日本車ではホンダがバイオエタノール対応車を生産したものの、フィアット、GM、フォードなど欧米企業に牛耳られている。
アメリカとブラジルがバイオエタノールの主導権を握っているが、ブラジルには30年間の研究の蓄積があり、今後のエネルギー戦略上、ブラジルが最も優位となる可能性があるという。
ちなみに、日本もバイオエタノール戦略として、沖縄にサトウキビを栽培させ始めたが、その重点区である沖縄県全体と、ブラジルの農園一つが同じか、それにも及ばない、という程の差だった。
ブラジルの無限さを見せ付けられる。
そんなブラジルで頑張っている数少ない日本企業は前回ではヤクルトを挙げたが、今回は味の素だった。
味の素はここ10年で売上を急激に伸ばしている。
一つのCMを作るのに、有名人を投入して数年分の広告料を使い、
地べたを駆けずり回る営業の成果が出て、
ブラジル人はほぼ毎日味の素製品を食べているようになった。
味の素のブラジル戦略は大当たりだった。
財部誠一がブリックス特集を振り返ってこう述べていた。
「ブリックスで重点的に活躍している企業が一つありました。
コマツです。」
企業の国際化が叫ばれて久しいが、コマツほど世界中で活躍している企業はないという。
世界に出ている企業はあるものの、本当に国際化が出来ていない、ということだった。
コマツのような企業がもっと増えて欲しいと思った。