先日は、株式会社ソニー・ミュージックエンタテイメントの秦幸雄取締役が来た。


音楽の流通というテーマだった。



レコード流通の歴史


1877年…エジソンが、円筒レコード蓄音機発明
1887年…ベルリーナ平円盤レコード蓄音機発明・発売
1909年…日本におけるSP盤販売スタート
1951年…日本におけるLP盤販売スタート
1980年…三鷹で立教大生が貸しレコード店を開業
1982年…全世界でCD販売スタート
1999年…音楽配信ソニーミュージックがスタート
2001年…着メロスター
2002年…着うたスタート
2004年…着うたフルスタート
2006年…ビデオ配信スタート


これを見れば一目瞭然だが、レコード流通の流れが急速に速まっていることがわかる。




日本のレコード産業の歴史

80年代初頭…戦後初の市場規模縮小
・アナログディスクの飽和
・貸しレコード業の出現⇒ルール作りによる共存
ウォークマンの登場による、「外で音楽を聴く文化」
82年…CDの登場⇒90年代へ向け急速な市場拡大
・デジタルの恩恵(劣化しない・高音質・ポータブル)
・購買層の拡大(爆発的な普及、買い換え需要)
・拡大が呼んだプロモーション展開の巨大化
99年からの市場規模縮小
・すでに、この5年間で2000億円以上の減。
・4000億円を割り込み、16年前の市場規模に逆戻り。
配信市場の拡大
・2006年度配信市場は3億7千万ダウンロード、530億円市場に成長。
・着うた・着うたフル等の携帯電話向け:約93%(数量ベース)
・PC等のインターネット配信:約7%(数量ベース)




アルバムは、ピーク時の78%まで落ち込んでいる。
シングルは、数量でピーク時の97年から半減。1億枚減少。



日本は国内音楽が盛んだが、世界ではアメリカ音楽が広まっている。