DJ毛織

さて、もう一人のライスと言われる、スーザン・ライスに注目が集まっている。

吉崎達彦によると、



○で、非常に堅実な方法で指名を行い、手際よく15の閣僚ポストを固めたオバマ政権ですが、USTR人事だけは例外となりました。しかし、このポストが軽いというのは困ったものですな。国際金融危機の最中に、保護主義圧力が高まるとエライことになるというのは、大恐慌時代の歴史が教えるところです。現にロシアやインドは、自国産業保護のために関税引き上げを始めてますので、「歴史は繰り返す」恐れは十分にありますぞ。

○その一方で、オバマ国連大使のポストは重視しているようである。腹心のスーザン・ライスを送り込むことにして、しかも早めに決めている。これは「国連重視」というメッセージなのでしょう。しみじみ人事というものは、政治そのものでありますね。



ということだから、オバマは国連重視になるのだろう。

実は、小沢一郎日本改造計画において国連重視を掲げているため、仮に民主党が政権を取った場合、

日米同盟と国連重視のバランスがとりやすくなり、安全保障の面の懸案が軽くなるのではないだろうか。


と考えていたが、そんなことよりも経済のほうが大事。

上の記事によれば、現在、ブリックスと言われる2国が関税を引き上げ始めたというのは危ない。

かつてブロック経済とかやって失敗した例があったからな。

この先どうなることやら。