ワールド・ゴールド・カウンシル
風邪ひいた。
ということでライノウィルスに感染。
さて南は火の国熊本では、ダイワスカーレットの有馬記念の余韻が冷めやらぬ今日この頃、一口馬主ではなく、名跡熊本城の一口城主を来年1月1日から募集を開始する予定だ。
http://www.manyou-kumamoto.jp/users/eventnews/480_linkfile1_081225035249.pdf
熊本市も面白いことを考える。
こういう資金調達の手段はなかなかユニークで、上手いと思う。
ということで、吉崎達彦に今年の競馬を締めてもらおう。
〇かんべえのつぶやき
――馬券王先生が仰るとおり、今年は⑩マツリダゴッホと⑬ダイワスカーレットから買うのが常識というものでしょう。ただし、中山競馬場のパドックに立った私の耳元に蘇えったのは、映画『エド・ウッド』の一節、駆け出しの映画監督であった変人エド・ウッドに対し、オーソン・ウェルズ御大が語りかけた言葉でした。
「エド、自分の夢を撮れ。他人の夢を撮ってどうする」
――そうだ、ワシは自分の夢を買わなければならぬ。それは⑧スクリーンヒーローと⑪ドリームジャーニー。この際、ほかの可能性は全部ぶった切ることにして、10年前の有馬で1位と3位だったグラスワンダーとステイゴールドの息子に期待を託すことにする。複勝とワイドも買って、最悪、ダイワスカーレットかマツリダゴッホに先を越されても、とにかく3位以内に入ってくれれば、少しでも回収できるという弱気な構えをとる。
――が、レースはご存知の通り、ダイワスカーレットが圧倒的な強さを見せて勝ちました。しかも予定外の⑭アドマイヤモナークと⑥エアシェイディが飛び込んできてしまった。ということで、4位が⑪ドリームジャーニーで5位が⑧スクリーンヒーロー。ぎゃあああああ! ⑭アドマイヤモナークなんて、天皇賞12位、JC12位じゃありませんか。②ベンチャーナインとともに、最初に切ってしまいましたがな。なんでこんなもんが来るんですか。枠連8−8が万馬券ですって。頭痛いっす。
――それにしても、ダイワスカーレットの強さには脱帽です。年度代表馬でもいいんじゃないでしょうか。来年の楽しみはウオッカとの2強対決ですね。JRAは完全に「牝馬優位の時代」を迎えたようです。思えば、2008年は男性が不甲斐ない一方で女性が頑張った年でした。北京五輪は星野ジャパンがダメで、ソフトボールは上野投手のガッツが光りました。流行語大賞は「グー」(エド・はるみ)と「アラフォー」(天海祐希)と2つとも女性でした。
――ところでマツリダゴッホはどこへ行ったのか。第4コーナーを回ったところではもう「中山大魔王」の姿は見えず、何とまさかの12位。きっとこれは、「祭りは終わった」という意味なのでしょう。これもまた年末の有馬記念らしく、時代を感じさせるメッセージであったように思われます。
――いやあ、競馬って本当に楽しいですね。ではまた来年、お会いしましょう。