Constitution Memorial Day

昨日は戦争犯罪について議論が白熱しましたが、まだ余韻が残っているので、最も重い問題の一つである憲法問題を、憲法記念日だから取り上げます。

今日の朝日のトップの第一文に我が恩師田原さんの言葉が載ってるんですが、彼は改憲派です。
今最も主流なのは改憲です。
もちろん9条。
1項の戦争放棄は残して、2項の戦力に対する規定を変えるか、新たに3項目を追加するかです。
最前線で活躍するほとんどの現実派はそのどちらかで、共産党などの理想主義派は護憲派です。
しかし、彼らの言う護憲というのは自衛隊の存在すら認めていないので、もはや現実的ではない。
「日本が攻められたらどうする?」
「全勢力で戦います」
「全勢力ってなんなんですか?」
「全勢力は全勢力です」
「どうせバットや鍬でたたかうんでしょ。こんなこと言ってるからだめなんだよ」
「…」
という話がありましたし。
一部に武装護憲論とかありますが、あれは論外。
僕は色々な人の考え方に触れてみて結論を下したんですが、9条に対しては護憲です。
しかし、限りなく改憲に近い。
それは、自衛隊は海外に派遣するというもの。
国連の決議があれば派遣します。
というより、これは小沢さんの考え方に近いのですが、国連に自衛隊を預けるんです。
まさに国連軍です。
小沢さんは憲法について「時代が変わればルールが変わるのは当たり前のことで………時代にそぐわなかったらどんどん変えていけばいい」と言っていますが、どんどん変えちゃまずいと思うので議論が必要だと思いますが。
指揮官は国連の人。事務総長でいいかもしれません。
憲法の前文には国際社会において名誉ある地位を占めたいと書いてあって、国際強調主義と、日本の名誉ある地位ということを、前文に書いてあります。
そして憲法の前文は、憲法の全ての条文の理念や本質なので、逐条にかかってくるんです。
ちなみに、日本が国連に加盟する時に、国連加盟申請書と、義務受諾書というのを出していて、「国際連合の加盟国というの義務を、その有するすべての手段をもって履行する」と約束しています。

これまでの解釈改憲から言えば、この考え方なら、改憲せずとも国連の決議を経たものなら海外に派遣できると思います。

世界に、日本は戦争はしないよ、とアピールしつつ国際協調はしっかり参加する、理想護憲論とでも名づけましょうか。










あと、改憲するなら共和制というところですかね。