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管理科学という授業を取っているんですが、この授業が面白い。
線形計画法とか、PERTとかやるらしいんですが、今はなぜ天動説ではだめで地動説なのか、ということをやっています。
しかし、これは90分授業の半分くらいで、残りの半分は学生からのコメントに答えるというもの。
授業の最初に、学生はコメントカード、授業で使うプリントをもらい、授業後に、コメントカードを提出します。
このコメントは何を書いてもよくて、授業の感想、人生相談、先生の昔話、就職相談などみんな色々書いて提出して、それを翌週先生が答えます。
半分くらいが授業の質問で、あとは就職相談、人生相談などが多いですね。
学生「この前就職活動してきました。しかし、法学部と政経の奴と同じ面接でした。当然僕はおちました。やっぱり社学はだめなんでしょうか」
先生「書いた奴、〜か。お前ゼミでも言っただろ。自分にどういう仕事が向いているか見つけろって。お前には公務員があってるんだよ。なんで広告会社なんか目指すんだよ。かっこいいから?もうよくわかりません。」
とか、
学生「先生はこの前、自分にあった職業を見つけろといいますが、どんな職業でも通用する考え方というか、そういうのがあると思うんですが、どう思いますか?」
先生「じゃあこういうのはどうなんだよ。市役所の仕事があってる人とホストの考えがあってる人じゃ全然考えが違うだろ。自分に何があっているのか見つけろってのはそれなんだよ。」
結構口が悪くて面白いんですが、これもコメントがあります。
学生「先生の口が悪いです。不快になります」
先生「はいすいません。気をつけます。でも日本には時、場所、場合というのがあるからね。そういうのは使い分けているつもりです。」
とか
学生「先生の話を聞いているとどうやら巨人ファンらしいんですが、なぜですか?」
先生「俺が巨人ファン?そんことはありません。俺はあるときから巨人を一生嫌いぬくということを決心しました。その経緯は話しません。」
とか、聞いてて面白いんですが、この前は大学事情を先生が話し出しました。

広末涼子教育学部に入学してきたことについてです。
ネットでは検索すると色々出てきますが、先生が言うことはこうです。
彼女は自己推薦で入学しました。
自己推薦制度はうちの学部が日本で初めて取り入れて、教育学部が真似したそうなんですが、ちゃんとコンピュータのデータベースで管理されているそうです。
そのコンピュータはよくできていて、博報堂の人に見せたら2000万はくだらないとか。
全国50都道府県から一人ずつ自己推薦者を選ぶんですが、応募者には点数をつけるらしいんですね。
決して恣意的につけるわけじゃないそうです。
点数でデータ化するらしいんです。
で、広末はそのボーダーを越えてしまったらしい。
当然教授会では話題になる。
学校の評判を考えたら芸能人は入れないほうがいい。
大学の中から、人寄せパンダだ、と批判されるぐらいですからね。
しかし、そんなことをしたら入試制度の意義が根本から揺らぐ、ということで、入学が許されたらしいんです。
大学は決して不平等には決めていない。
推薦で入ってきた人も、一般で入ってきた人も差別しないそうです。



まあ退学しましたけど。