continuation

続きです。

これを正すには、数式自体を次のように変える必要があります。(ついでに言うと、数式にはピリオドが必要になります)

a  b  + c = .
↓ ↓ ↓   ↓ ↓ ↓
aにbを加えるとcになる。
物事の本当の意味は、正しい言葉使いから伝わるはずです。すると、「aにbを加えるとcになる」を正しく伝える数式は、「ab+c=」でなければならないはずなのです。


ポーランド表記法
ポーランド人ウカトビッチの発明
演算子(演算するもの)が被演算子(演算されるもの)の直後にくる記法〜
西欧式記法    ポーランド式記法
a -b=c     ab - c = aからbを引くとcになる。aからbを引いた残りはcである。
a x b =c     ab x c =     aにbを掛けるとcになる。aにbを掛けたものはcである。
a ÷b=c     ab ÷c=     aをbで割るとcになる。aをbで割った結果はcである。

ポーランド記法は日本語の語順に合っている。
→日本人には自然!→日本人の発想にピッタリ!

西欧式記法     ポーランド記法
(a + b) x c =d    ab + c x d =
a x (b + c) =d    abc + x d =
(a - b) x (c + d) = e ab - cd + x e =

ポーランド記法では、括弧も添え字も必要ない!(実は、=も必要ない!)
→西欧式記法より簡単・便利 → 計算機科学では、ポーランド記法を使う。
          ↓
「日本語は曖昧である、日本語は非論理的である」という考え方は全くの誤りである。

数式は文であるから、それを日本語として考えることができる。
いや、それどころか、
貴方/貴女は、数式が出て来たら必ずそれを日本語に翻訳して考えるべきである。


結論
数式は、ひとつの文である。(したがって、数式にピリオドもしくはカンマを付けなければ論文として採用しないという学会もあります)

数学は、ひとつのことば(人口言語:Artificial Language)なのである。


というプリントの内容を先生の解説付きでやりました。

まさに目から鱗でした。
こんなことは今まで考えてもみませんでした。

先生の言うとおり、数学ができるようにはならなくとも、わかるようにはなるようなきがしてきました。