REX-HOLDINGS

昨日は株式会社 レックス・ホールディングス西山知義さんがきました。
レックスホールディングスは、牛角ampm成城石井土間土間、などを率いるフランチャイズコンテンツプロバイダーです。
西山さんは子供のときから父親に憧れていました。
父親は不動産ブローカーで当たり外れが激しい世界で働いていました。
儲かった時は豪華な生活を送れるのですが、失敗した時、ひどい時は、家がいきなり差し押さえられて、「すぐに出て行け」といわれるくらいだったそうです。

その父に影響を受け、彼は就職する気なんて全くなかったんです。
大学中退後、父の影響で不動産会社に就職。
小さい会社でした。
なぜ、小さい会社を選んだかというと、社内の色々な業務がすぐにわかり、学べるから。
お金をもらって学ぶという感覚で仕事をしていたそうです。
これはすごいと思いましたね。
自分が就職したら、こういう感覚で働こうと思います。
目的をもって働いたそうです。
これは何を意味しているのか、とか、何のためにこれをやってるのかなどです。
スポーツの世界もこれはよく言われていますね。
で、全てのことに興味をもったそうです。
ですから、とにかく先輩に質問攻め。
いまだにその先輩に会うと「お前は質もんばっかりだったな。ほんとにやだったよ」と言われるそうです。
できる先輩のやり方をノートにまとめて、自分と比較してどんどん改善していきます。
他の社員は給料を取りに来ている感覚で仕事をしています。
吸収する度合いが違うそうです。
だから、彼はその会社で1番の営業マンになりました。
それに乗じて自分で独立します。
しかし、従業員がなかなか言うことを聞きません。
おまえらちゃんとやれと言っても、
「別にお前のところじゃなくてもいいんだぜ」
と言われ、何もいえませんでした。
そして会社の金庫からお金が盗まれてしまいます。
警察の見方だと内部の犯行だと言われる。
みんな信用できなくなり、いつも言うことを聞かない奴らを解雇しました。
そしたら役所から辞めさせた社員の2ヶ月分の給料が支払われていないという通達が来ました。
お金がない彼はサラ金に手を出しました。
払ってすぐに、やめさせた奴らが不動産会社を立ち上げたそうです。
もう、すごく悔しかったと。

何がいけなかったのかと、彼はマクドナルドにバイトに行きます。
そしたら目からうろこ。
バイトの質がものすごく高いんです。
その理由はマニュアルがあるんですが、すごく徹底されたものでした。
評価制度もしっかりしていてやる気がでるようになっています。
さらに休憩中も、休憩室にモニターが置いてあり、他の社員の行動を見て学んでいるそうです。
一番ショックを受けたのはポテトを作っているときでした。
上司「西山君、このポテト7分立ったら捨ててね」
西山「え、何でですか?もったいないじゃないですか?」
上司「君が何10回もきているお客様だったら、冷たいポテトをだす店に来たいを思うかい?」
といわれて考えかたがいっきに変わったそうです。
これまでは自分のことしか考えていなかった。自分がやりたいことしか。お客様のことなんか微塵も考えていなかった。お客様のことを考えなくては。一体、自分は何のために働いているのだろう、人に喜ばれたい会社を作りたい、と思ったそうです。
あるとき、焼肉屋に行きます。
そこはすごく並んでいました。
店の中もものすごく混雑しています。
店員の態度は良くありません。
混雑しているからしょうがないでしょ、的な態度です。
肉もそんなにおいしくありませんでした。
彼はこれに目をつけました。
これまでのところは、汚く、女性はなかなか入りにくいのが焼肉屋でした。
それを改善して、おしゃれな店作り、一番焼肉を食べたい20代30代の若い人たちでも払える1回3000円をめどにして、さらに従業員の接客がいい店を作ろうと決意しました。

〜続く〜