夏休み前スペシャル〜水の事故〜
玄関にバッタがいました。
微笑ましい光景。
ということで政治機構論、土屋彰久の授業。
『神』と呼ばれる土屋先生ですが、単位をくれるのも神なら授業も神です。
「知識だけでかなりの死亡事故が防げる」を掲げ、夏休み中の水の事故を防ぐための授業が始まりました。
「日本の郷土を愛するなら、日本が水の国であることを知るべき。
その国の国土の特徴の水泳教育が大切。
サバイバル水泳=平泳ぎが大切。
息継ぎをしてクロール50mよりも、顔を出しっぱなしの平泳ぎをずっと泳げる人にするのが大切。
12年間習った水泳で死ぬのはおかしい。」
とのことです。
水の事故は大きく分けて2つに分けられます。
海か川です。
まず、海からいきます。
・海
流れには二つあります。
海流と、沿岸流です。
この離岸流があぶない。
離岸流は遠浅、波高で強くなります。
遠浅の海岸だと波が遠くまで来るため、波が引くのに時間がかかるため次に来る波がたまってしまいやすく、高い波になりやすい。
↑
↑
→→→→↑←←←←
離岸流の構造はこれで、砂浜を見ると、こちら側に波は向かってきます。
波の勢いはこちら側に向かいますが、そのエネルギーは右か左に分かれます。
そして、そのエネルギーがぶつかったところで離岸流が発生します。
離岸流はかなり速く、逆らって泳ぐと選手でも溺れるそうです。
猛ダッシュすると、体はいきなり鉛になるとか。
自分だけスーッと連れて行かれる。(海坊主、船幽霊だと思う。周りは動いていず、自分だけ連れ去られるから→逆らって泳いでしまう)
海水浴場は安全な場所ではなく、安全を確保できる場所に設けられている。
安全でもどこでも、波があれば離岸流は発生するそうです。
区域、救助、警告、この3つを活用できないと危険になる。
大抵、ライフガードが「ここは危ないから遊泳禁止です」と離岸流が発生しそうな場所を警告している。
しかし、砂浜の地形は刻々と変わっていくので流れは変わっていく。
警告を聞いていれば安全というわけではない。
・離岸流に捉まったら
(泳力がある人は)横に逃げる
波が強かったり、泳力がない人はライフガードを呼ぶ…監視塔に大きく手を振る=交番に道を聞くくらいの気持ちで。
奴らの仕事は助けること。
一番イヤなのは、後で海岸をチェックしているときに死体が見つかること。
・子供には浮き輪
浮き輪なしの子供が流された場合はライフガードをすぐ呼ぶ。
自分が追って泳ぐより、”グッ”こらえて陸地を走って詰め所に行ってボードやボートなどに乗ったプロに任せる。
特に女性は水着にならないで子供を見守っていて、流された時に着衣したまま助けに行こうとして、母親がいない子供にしてしまう。
・川
・着衣水泳
長ジーンズ最悪&バタ足最悪、しかし着用率最高
とにかく下を脱ぐ。
・不意の落水、救助
川遊びは短パンで。
ハリウッドは嘘…上着を脱いで助ける→かっこいいが×→友引
現実はかっこ悪い…下を脱ぐ
くれぐれも下を脱ぐ、上はどうせ軽いのしか着ていない。
今年も死亡事故は発生する。
川に落ちた時は斜めに泳ぐ。
川に足が立っても流される→深みにはまる。
なぜ、立っていても流されるのか…てこの原理
水位が高いほど、棒(足)の部分が長くなり、水の抵抗を受ける部分が大きくなるため。
先生の教え子で昔あったことの話になりました。
昔、四万十川で…
川遊びで、川に荷物を流された。
宿に帰ろうと思うが、橋を渡るには大回りしなければならないが、その川を渡るとすぐだった。
荷物を流された彼は、失うものは何もない気軽さで川を泳いで渡った。
その時、(彼が通るはずだったところの)橋の上が騒がしく、どうやら彼を注目しているようだった。
だが、彼は無事に渡りきった。
後で聞いたら前日にそこで人が流されたという。
さらに、翌日にはそこで人が流された。
偶然にも、彼は短パンだった。
まとめ
とにかく平!!
バタ足は死ぬ。
着衣バタ→沈む
っていうことでした。
覚えておいて損はないと思います。
あと、youtubeのPVどうなるかと思ったら、『This video has been removed at the request of copyright owner Sony Japan because its content was used without permission 』
こんなフレーズが出てきました。
やはり対策が打たれましたね。
しかし、youtubeで見れなくても、で見れるのもあるというので、いたちごっこになるか、それとも国を越えて規制が出来るか、どうなるんでしょうかね。