勉強
昨日は3〜7限授業で、午前中はこの前の同友会フォーラムでメモしたことをまとめていました。
中村紀子という人物をその時初めて知りました。
ポピンズコーポレーションポピンズ:最高水準のナニー(ベビーシッター)・教育・保育・介護サービスという会社の社長をしています。
ポピンズは育児から介護までのトータル事業を展開しています。
で、この中村さんなんですが、最初は本当はスチュワーデスになりたかったそうです。
しかし、アナウンサー選考で2000人中3人に選ばれて、アナウンサーになりました。
ですが、他の2人はアナウンススクールなどに通っていたため、彼女は明らかに落ちこぼれたのでした。
そんな中、彼女にワイドショーの司会の仕事が与えられました。
けれど彼女は個として自分の意見を持っていず、何も話せず、話しても的外れな意見を言ってしまい、常に劣等感を持っていたそうです。
そして、3年後に結婚して、子育てのために退社しました。
しかし、子育ての時は自分のやりたいことが出来たのですが、退屈だったそうです。
自分は何をやっているのかと思い、さらにかつてのテレビ局からも少しオファーがあったので、子供がいながら仕事を再開しました。
彼女は仕事を再開してあることに気がつきました。
子供を持ちながら仕事ができる子育て支援がないことでした。
ゆえに彼女は
こんな社会がおかしい!!
と思うようになりました。
それを思いついてから、外国を見たり勉強したりして8年がすぎました。
そして、電話がかかってきたら即派遣できるよう150人を教育してスタートしました。
資金繰りについて質問がありました。
彼女はこう答えました。
「うちは赤字を出したことがありません。」
ポピンズコーポレーションのすごいところはその資金繰りにあります。
中村さんは警備会社のセコムの方法を取り入れ、前金制にしました。
前金制なら資金が確実に入ってくるからです。
そして、どうやって最初の150人を教育したかというと、
「ポピンズ教育スクールとしてお金を頂きました」
とのこと。
逆にお金をとって教育して、その人たちを派遣するです。
上手いですね。
子供を持ちながら仕事が出来るように、が目的で会社の中に育児所を設けました。
それも、その会社一社のみではなく、周囲の会社も巻き込むインソーシング型にしました。
インソーシングとは、自分の持っているものを周囲に使わせることを言うそうです。