勉強

昨日は一日を通して集中できた日でした。
「集中力」という本を読んで集中力の大切さに気付き、意識するようになりました。
「集中しよう!」と意識的に集中しようとするようになって、他の事を考えないようにコントロールしました。
まだまだ集中力については完璧ではないので日々、改善して身につけていきたいと思います。

勉強時間は特許法5時間、民法2時間、著作権法1時間です。





久々の著作権判例は「大学受験参考書事件」です。

原告は予備校教師で、古文の単語の語呂合わせ参考書を発売しました。
そして、後に被告が発行した参考書に自分のと同じような語呂合わせがあるとして、著作者人格権(氏名表示権、同一性保持権)、著作権(複製権、翻案権)を侵害したとして、慰謝料と損害賠償を請求しました。
被告は語呂合わせは著作物ではない、などと主張しました。
東京地裁は語呂合わせを創作的であるとして著作物として認め、原告があげた42個のうち、9つが著作物で、3つが実質的に同一として、氏名表示権と複製権侵害を認めました。

しかし、被告は控訴して東京高裁になり判決が一転しました。

というのは、2人の参考書が発行される前に、『ネコタン365』という参考書が発行されていて、その中に2人の参考書に似たのが含まれていた。
さらに、2人はこの『ネコタン365』を知らなかったと主張し、それは信用できる、と裁判所は判断したため、語呂合わせが似たようなものになることはありうることだ、ということで著作者人格権著作権侵害はない、としました。





そいえば、塾の古文の先生は、

「ゴロゴロゴロゴロ覚えるんか〜、え?コラ。」

とか言って語呂合わせ単語を批判してましたけどね。


僕は昔、古文は嫌いだったんですけど、塾の先生が面白くて好きになったんですよ。

塾の先生の口癖は、

「いつも言ってんだろ?あんたらのお父さん、家では『お父さん』、
会社では『課長さん』、飲み屋では『社長さん』、愛人の前では
『ぱ・ぱ(♥)』わかんなかった奴は指詰めろ?
そーしたら試験会場で『アラあたしなんで小指ないのかしら、あ!そーだわ』
ってなるだろ?いーかいっ?家帰ったらちゃんとやっとけよ。
わかったかボケー。カスー。アホー。マヌケー。って、書いとるわけですなあ。」

「ほら、訳してみろよ!
お前らの好きな訳で。
訳しゃわかると思ってんだろ?
じゃあこれはどうやって訳すんだよ?
ラジオの野球中継で『バッター打った。センターバックセンターバックセンターバック、入った。ホームラン!』
え!?コラ!?打者打った。真ん中後ろ、真ん中後ろ、…って訳すのか?
そんなんじゃないだろ。
頭で思い描いてみろ。
目で見れば一発だろ。
場面を思い描くんだよ。」

「猫あるだろ。
あれどうやって説明すんだよ!?
足が四本ある哺乳類で…って説明するのか!?え!?
犬だってそうじゃないか。
どうすんだよ!?
目で見りゃ一発じゃねぇか。
頭に思い描くんだ!」
ってのが口癖でして、ほんとにそうなんですよね。
ただ訳せばいいってものじゃない。
頭で思い描く。
これですよ。
最初の授業でこれを聞いて、古文面白いなぁと思ったんです。



いや、毎週ただこの先生の毒舌を聞きに行くのが楽しみになっていたのかもしれませんが。